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・まず、ステロイドのお話の冒頭に申し上げねばならぬこと
外用ステロイド剤は「鬼」でも「悪魔」でもありません。しかし・・使い道を誤ったり、何年も長期連用すると副作用が懸念されます。
薬剤師として申し上げるならば、ステロイド剤は注射剤など特に救命措置等で必要不可欠な優秀な製剤です。
実際に私も過去、その仕事に携わり、大学病院製剤科(現在で言う救命病棟専門)に長期籍を置いていた時期があります。
ステロイドによる混注で何人もの瀕死の重症患者さんが蘇生していく臨床を体験しております。
ただ、巷で繁用されている合成ステロイド外用剤につきましては全く話は別で、漫然と長期これを使用するならば、副作用の出現頻度が増加することは言うまでもないことです。
実際に私自身も過去ステロイド内服剤、ステロイド外用剤のリバウンド体験者でございます。(アトピーではなく別の疾患です)
甚だ私見で恐縮ですが、ステロイド外用剤でアトピー性皮膚炎を完全に治すことはできませんが、コントロールすることはできると思います。
特に重症な症例ですともちろん街の薬局のレベルではとても無理ですし、熟練した皮膚科医師のきめ細かな対応があっての話です。
それと、用法・用量を遵守する患者様の努力も必要と思います。
また、抵抗力の少ない乳幼児の場合は特に専門医師にご相談戴きたいと存じます。
そして、平行してアレルゲンの除去、環境の改善、衣食住の改善、ライフサイクルの見直しが何よりもの「お薬」かも知れません。
(2008年4月 プロたん拙稿 橋本代筆)