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アトピー治療の鉄則・・・自分の治癒力を信じてあきらめないこと!

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まず、あせりは禁物です、諦めても駄目。

積極的に「必ず治してやる!」というプラス志向のきもち、大切です。市販の強いステロイド剤でいつまでも「塗り塗り」してハマらないうちに、アクションを起こしましょう。努力すれば必ずやいつしか光明も見えて参ります。

漢方軟膏には、タイツコウ(太乙膏)、ベルクミン(中黄膏)、紫雲膏などがあり、どれを使用するか迷うところですが、基本的には紫雲膏に人気が集中し、年齢を問わず使用されている模様です。

私も長期使用しておりますが、夜就寝時などに使用しておりますととても楽ですね。

部分的な特に痒みがひどい場所にはベルクミン(中黄膏)が向いていると小生の経験から思いました。

タイツコウは、難治性の場合によく使用いたします。

しかし、ここで・・・
難治性のケースの漢方治療には正直申しまして限界はあるようです。

つまり高ランク・ステロイド歴の長期の患者さま(例えば10年以上)の場合には、皮膚そのものが萎縮しているケースが極めて多く、私が言うまでもなく非常に難しいものがあります。その点だけは患者さんにしっかりとお話しいたします。
街の薬局のおやじがやっている漢方軟膏の療法のレベルはとうに超えており、無理というものです。はい。

不定期に起きる増悪期を漢方だけで乗り越えようとするのはどうしても危険なのです。

また、脱ステロイドの話になりますが、臨床フォローのない脱ステの場合はケースにより深刻な感染を起こすことも充分有り得ます。

脱ステロイドについての議論についてはともかくとして、もしどうしても実施するのなら医師の管理下で経過観察しながら実施するのが賢明であると思います。

数年前の某日、本人の弁、自力で脱ステロイドを試みた若者が顔がどうにも痛いからリバウンド対応?のために「漢方軟膏」が欲しいと来店されました。初診です。もちろんお断りするつもりでした。・・・・・しかし!

彼の顔の皮膚は真っ赤に剥離し、惨憺たる症状で、唇横から顎骨、首の裏側にかけて放射状にヘルペスが形成されて、発熱もあり一刻も猶予はなりませんでした。

その場で救急隊を要請し、私も同乗して近隣の病院へ搬送いたしました。医師は知人でしたので状況を説明し、即刻入院。抗ウィルス剤の点滴を数日間実施しましたが、かなりの重症でした。

話によると地方からでてきている大学生さんらしく、私が寮長や親に連絡をとったりで大変でしたが、何とかことなきを得ました。
ステロイド軟膏は子供の時から塗布していたそうです。入手経路は病院外来、ドラッグストアさまざまと聞きました。

彼とはこれがご縁で長年お付き合いをさせて頂いており、現在埼玉県在住の3児のパパさんです。時々お子様を連れて、今度は子供の漢方軟膏をお求めに美人の奥様とおいでになられております。
(このケースはご承諾をとりましたので、掲載させて頂きました)

長期、高ランクのステロイド療法をされていた患者様は肌が想像以上にデリケートになっております。漢方軟膏は穏やかだから大丈夫と安易に使用されると炎症を助長することもありますので、必ず主治医と一度ご相談されてください。お願い申し上げます。

さて漢方の内服では「温清飲(うんせいいん)」という錠剤タイプの漢方処方がございます。
他にもいろいろ処方がありますが、「温清飲」が繁用処方と思います。
血行を改善し、皮膚抵抗力をつけていく「体質改善処方」です。最低でも三ヶ月はお続けください。

漢方の内服については「アトピーに効く漢方はあるか?」の項にて述べさせて頂いております。

あいも変わらず拙い文ですが、ご参照頂けると幸甚でございます。

また、一時メディアで話題となり、突如としてメジャー??な処方としてデビューした「梔子柏皮湯(ししはくひとう)」についての小生の辛口評は「皮膚掻痒症と梔子柏皮湯」に記述されております。
お時間ありましたら、ぜひお読みください。

話はつきません、本日はこの辺で。

(2008年4月プロたん拙稿 輿石代筆)

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