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■漢方薬との出会いの意義
漢方薬の区分けにもいろいろな方法論や概念がございます。

古代中国から伝承されるいわゆる広義の意味での「漢方薬」、現代中国(つまり中医)にまで発展している中成薬。

さらに、日本人向けにメーカーが開発した「和漢薬」、「生薬製剤」などなど、これらを全て包括した考えで我々は漠然と「漢方薬」と呼んでいるのが現状であると小生は思います。

本来の「漢方薬」の位置づけそのものが、なぜか「中国4000年の歴史」という多分に神秘的なベールに包まれ、「生薬」、「植物性」、「人体に優しい」、「副作用が極めて少ない」・・・・と良いことづくめばかりが前面に出て、ややもすると「飲めば飲むほど効く」、「体質改善ができる」などと効果以上の期待を持たれる風潮も否定できません。

しかしながら、「漢方薬」とは文字通り「くすり」であり、用法・用量そして効能・効果というものが存在します。使用上の注意ももちろんのこと、本来の正しい服用方法を逸脱すれば、副作用の発現率も高くなり、当然のことながら「漢方との出会い」は全く意味をなさないことになりかねません。

ここの「もくじ」では、難しい話は抜きにして、小生なりの分類方法により、各カテゴリーに分けてみました。概ねメーカー別分類に限りなく近いのですが、各カテゴリーを訪れてみて、例え「同処方」でも「エキス量」や「成分構成」、さらに「効能・効果」まで違う場合があると、おわかりになるかと思います。

さらに、漢方薬の処方はどちらかと言うと、「慢性疾患向き」にはできているものの、処方によっては「短期型」も存在し、頓服的(その時のみ服用)な処方も存在するということがご理解頂けると思います。

漢方薬を身近に置き、ご自身の今後の「セルフメディケーション」の一環としてご活用できるのであれば、どんなに素晴らしいことかも知れません。

「切れ味の良い」合成抗菌剤、ステロイドなどとは違ういわゆる「天然素材」の漢方の世界は実に奥が深く、人間本来の「恒常性」を重視した括弧とした学問の集大成でもあります。

東洋医学は西洋医学側から見れば神秘的、かつある部分は「懐疑的」と見られる時代も過去ありました。

しかし、近年では病院内において医療用漢方製剤の使用頻度も年を追って高まり、新薬の副作用軽減化、体質の改善等、婦人科疾患、小児科、泌尿器科、アレルギー科など多科に渡って処方される時代に突入したわけです。

そういった意味で、単なる「話のネタ」や「カルチャー」だけではなく、漢方薬を実際にお試しになり、今後の「健康増進」にお役立て頂ければ幸甚でございます。

(2003.04.25プロたん拙稿)
(2007.06.01プロたん修正)
(2008.02.06プロたん修正)
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