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葛根湯
漢方製剤
【組成】 コタロー:7.5 g中(カッコン・マオウ各4 g,タイソウ3 g,ケイヒ・シャクヤク・カンゾウ各2 g,ショウキョウ1 g)エキス末4.8 g
組成
1.本剤7.5g中
(1).日局 カッコン 4.0g
(2).日局 マオウ 4.0g
(3).日局 タイソウ 3.0g
(4).日局 ケイヒ 2.0g
(5).日局 シャクヤク 2.0g
(6).日局 カンゾウ 2.0g
(7).日局 ショウキョウ 1.0g
上記の混合生薬より抽出した葛根湯の水製乾燥エキス4.8gを含有する。
添加物としてステアリン酸マグネシウム,トウモロコシデンプン,乳糖,プルラン,メタケイ酸アルミン酸マグネシウムを含有する。
添加物
ステアリン酸マグネシウム
添加物
トウモロコシデンプン
添加物
乳糖
添加物
プルラン
添加物
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム
性状
本剤は茶褐色~黄褐色の細粒で,特異なにおいがあり,味は甘苦い。
識別コード:N1
【適応】 コタロー:頭痛,発熱,悪寒がして,自然発汗がなく,項,肩,背などがこるもの,あるいは下痢するもの(感冒,鼻かぜ,蓄膿症,扁桃炎,結膜炎,乳腺炎,湿疹,じんま疹,肩こり,神経痛,片頭痛)
【用法】 コタロー:1日7.5 g,食前又は食間2~3回に分服(増減)
【注意】
(1)慎重投与
(a)病後の衰弱期,著しく体力の衰えている患者[副作用が現れやすくなり,その症状が増強されるおそれがある]
(b)著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振,胃部不快感,悪心,嘔吐等が現れることがある]
(c)食欲不振,悪心,嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある]
(d)発汗傾向の著しい患者[発汗過多,全身脱力感等が現れることがある]
(e)狭心症,心筋梗塞等の循環器系の障害のある患者,又はその既往歴のある患者
(f)重症高血圧症の患者
(g)高度の腎障害のある患者
(h)排尿障害のある患者
(i)甲状腺機能亢進症の患者[(e)~(i)これらの疾患及び症状が悪化するおそれがある]
(2)重要な基本的注意
(a)使用に当たっては,患者の証(体質・症状)を考慮して投与する。なお,経過を十分に観察し,症状・所見の改善が認められない場合には,継続投与を避ける
(b)カンゾウが含まれているので,血清カリウム値や血圧値等に十分留意し,異常が認められた場合には中止する
(c)他の漢方製剤等を併用する場合は,含有生薬の重複に注意する
(3)相互作用
併用注意
薬剤名等//臨床症状・措置方法//機序・危険因子
マオウ含有製剤 エフェドリン類含有製剤 モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤 甲状腺製剤 ・チロキシン ・リオチロニン カテコールアミン製剤 ・エピネフリン ・イソプレナリン キサンチン系製剤 ・テオフィリン ・ジプロフィリン//不眠,発汗過多,頻脈,動悸,全身脱力感,精神興奮等が現れやすくなるので,減量するなど慎重に投与する//交感神経刺激作用が増強されることが考えられる
カンゾウ含有製剤 グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤//偽アルドステロン症が現れやすくなる。また,低カリウム血症の結果として,ミオパシーが現れやすくなる(重大な副作用の項参照)//グリチルリチン酸は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため,血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる
(4)副作用:使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため,発現頻度は不明である
(a)重大な副作用
(ア)偽アルドステロン症:低カリウム血症,血圧上昇,ナトリウム・体液の貯留,浮腫,体重増加等の偽アルドステロン症が現れることがあるので,観察(血清カリウム値の測定など)を十分に行い,異常が認められた場合には中止し,カリウム剤の投与等の適切な処置を行う
(イ)ミオパシー:低カリウム血症の結果としてミオパシーが現れることがあるので,観察を十分に行い,脱力感,四肢けいれん・麻痺等の異常が認められた場合には中止し,カリウム剤の投与等の適切な処置を行う
(b)その他の副作用
(ア)過敏症:発疹,発赤,掻痒等が現れることがあるので,このような症状が現れた場合には中止する
(イ)自律神経系:不眠,発汗過多,頻脈,動悸,全身脱力感,精神興奮等が現れることがある
(ウ)肝臓:GOT,GPT,Al-P,γ-GTP,ビリルビンの上昇等が現れることがある
(エ)消化器:食欲不振,胃部不快感,悪心,嘔吐等が現れることがある
(オ)泌尿器:排尿障害等が現れることがある
(5)高齢者への投与:一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する
(6)妊婦,産婦,授乳婦等への投与:妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので,妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にだけ投与する
(7)小児等への投与:小児等に対する安全性は確立していない[使用経験が少ない]
(8)その他の注意:湿疹,皮膚炎等が悪化することがある
(9)遮光保存
【作用】 薬効薬理
(a)抗アレルギー作用:羊赤血球誘発遅延型足底浮腫反応(SRBC-DTH)マウスに経口投与で,浮腫を抑制
(b)インフルエンザウイルス感染症に対する作用:インフルエンザウイルス感染マウスに経口投与で,発熱を抑制し,肺病変を改善し,死亡率が低下
(c)サイトカインに対する作用:インフルエンザウイルス感染マウスに経口投与で,肺胞洗浄液中及び血清中でインターロイキン-1α濃度の上昇を抑制
(d)作用機序:次の作用により薬理効果を示すことが示唆される プロスタグランジンE2(PGE2)に対する作用
(ア)ウサギ培養アストロサイトで,ブラジキニンによるPGE2生成を,短時間処理(10分)では抑制し,長時間処理(18時間)では増加。また,長時間処理(18時間)で内因性のPGE2遊離を抑制(in vitro)
(イ)C6ラットグリオーマ細胞で,Ca++イオノフォアA23187によるPGE2遊離を抑制(in vitro)