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牛黄(ごおう)、鹿茸(ろくじょう)、蟾酥(せんそ)とは?

各成分 参考資料

牛黄は古く中国漢薬の原点である「神農本草経」に不老長寿の薬として紹介されており、古来より中国では、高貴薬として珍重し、愛用され続けています。

牛黄は牛の胆のう、胆管中にできる結石を採集、乾燥したものです。
[成分〕
ビリルビン、コール酸、アミノ酸、酸性ペプタイドなどの有効成分を合有しています。
〔働き]
強心作用、解熱作用、解毒作用、鎮静作用、血圧降下作用、赤血球新生促進作用、利胆作用、抗炎症作用、心収縮亢進作用、などが報告されています。

牛黄は稀にしかできない牛の胆のうや胆管から採集した結石です。その量は非常に少なく、価格も大変高価なものでした。

古く中国ではこのような効果で貴重な生薬を使用できるのは、身分の高い人と限られていました。
牛黄が高貴薬といわれる所以です。その価格は金の数倍はするといわれておりました。

鹿茸はマンジュウアカジカ(馬鹿)、マンシュウジカ(梅花鹿)を雄の角化しない幼角(袋角)を乾燥したもの。前者を馬鹿茸(バロクジョウ)、後者を花鹿茸(カロクジョウ)と称します。

[薬効]  鹿茸(ロクジョウ)は、精力増強、不老長寿を期待し、そのアルコールエキスは、過労、神経衰弱、ノイローゼ、心筋疲労症、低血圧症などに有効といわれております。
最近では強壮、強精、鎮痛等としてインポテンツ、メマイ、耳鳴り、頭、頚部の頭痛、頭重、四肢のしびれ、不眠、更年期障害などに用いられています。
[成分]   リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、コラーゲン、タンパクからなり、灰分Ca++、P、Mg++などを含みます。また、女性卵胞ホルモンを含むとの報告もあります。

蟾酥はシナヒキガエル(アジアヒキガエル)又はヘリグロヒキガエルの毒腺の分泌物を集めたものです。体長約11cmのカエルで、6~8月頃、夜間に灯火を点じてヒキガエルを集め、竹製のすのこの中で泥土を洗い流した後、ピンセット状の器具で背上の隆起した分泌腺をつかみ、分泌した乳液を採取します。
強心性ステロイド成分としてレジブフォゲニン、シノブファギン、ブファリン、ブフォタリンなどを含みます。

薬理作用は、心不全に対して持続性の陽性変力作用、血圧下降作用、胃液分泌抑制作用、心室収縮及び拡張増強、冠状血管拡張作用などです。また、抗炎症作用、抗アレルギー作用、杭血管内凝固作用なども報告されています。
蟾酥の強心作用は、病院などで用いられているジキタリス製剤とよく似た効き方をしますが、蓄積性があり使い方の難しいジキタリス製剤と違い、蟾酥は蓄積性が少ないことが特徴です。
配合剤(六神丸など)の原料として古くから用いられてきた薬です。
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