ドライアイでお悩みの方の漢方処方

ドライアイでお悩みの方の漢方処方
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薬剤師のぷろたんです。
いつも有難うございます。
今日は麦門冬湯(ばくもんどうとう)とドライアイの話。
昨年末から継続する関東地方の超乾燥の気候。
さっそく、漢方処方の「麦門冬湯」が例年の倍近く外来ででております。
従来、「麦門冬湯」長く続くカラ咳や喀痰のできらない「せき」に適応ということなのですが、実はドライアイにも大変効果的であることはあまり知られておりません。
(それでも最近では眼科医さんでも処方されるようになったと伺いました。)
現在、当店の患者様で漢方処方「麦門冬湯」をご指名でいらっしゃる方のうち、7割が「継続するせき」。残り3割が「ドライアイ」というところです。
「麦門冬湯」の製品は各メーカー(三和・一元・松浦・ツムラ等)を取り扱い、剤形も錠剤、細粒ともに置いてあり、人気処方ですね。
しかしながら、どの製品の適応症の項目には「目の乾き」とか「ドライアイ」などとは記載されておりません。
例えば、一元製薬の「錠剤 麦門冬湯」には、
のぼせ、咽喉の乾燥感、刺激感、異物感、激しい咳嗽や少なくて切れにくいたんを伴う次の諸症:慢性気管支炎、喘息、急慢性咽喉炎、声がれ
または、三和の漢方製剤 麦門冬湯では、
体力中等度以下で,たんが切れにくく,ときに強くせきこみ,又は咽頭の乾燥感があるものの次の諸症:からぜき,気管支炎,気管支ぜんそく,咽頭炎,しわがれ声
・・・というように、咽喉の乾燥感とは記載されていますが、これは文面だけ読むと、「乾燥性のせき」の漢方であると誰でも認識されます。
実は、麦門冬という生薬成分は、気道の分泌を増やす事により、喀痰の排出を容易にする作用とは別に、乾燥した粘膜を潤わせる作用を有します。

具体的に言うならば、口腔粘膜、涙腺への分泌を促進させます。
従ってこの時期、特に乾燥が続く気候によりドライアイ、ドライマウスなどが頻発しているようですが、ぜひ麦門冬湯という漢方処方を試されるとよろしいかと思います。
眼球が乾燥し、目が重い、目がひりひりしている時についつい自分の手でこすってしまう。眼球を傷つける確率が高くなります。
充分に留意いたしましょう。
★★★麦門冬湯の処方の製剤は
こちら→ https://www.protan2.com/gsearch.cgi?word=%94%9E%96%E5%93%7E%93%92
なお、慢性的な乾燥性疾患では、医療分野において自己免疫疾患に伴うシェーグレン症候群が一般に知られており、日常診療で正しい診断がつきにくい病気の一つに入ります。
この場合のドライアイは季節的なものはあまり左右されません。
このケースでは必ず専門医とご相談という形になります。



























